アプリでトルコ語を始めてみた

DUOLINGOでトルコ語を学び始め、トルコ語検定にチャレンジしました。ひたすら、毎日のこつこつ勉強の記録するだけです。くれぐれもこのブログからトルコ語を学ばないように(笑)

ちょっと愚痴を言ってもいいですか(大学教育とオンライン)〜一非常勤講師の呟き

Merhaba! Nasılsınız?

今日は、トルコ語とはちょっと関係のない話を……。

新型コロナウイルス蔓延により、社会の変革が求められている今日この頃。大学もその変革の波を大きくかぶっています。

教育界では大学が主に影響を被っていますね。小中高の動向は気になるところですが、私自身があまり関わりない世界なので(その年代の子供もいなければ、仕事の関わりもない)、傍観するのみが現状。

しかし、大学は私の勤め先の一つです。

この春、普通に年度が明けるものと思い、そのように準備を進めていました。しかし、4月になり、世間は自粛モード全開へ。そして、オンライン授業なるものが始まりました。

えー、オンライン授業。何それー!? というスタートです。

オンライン授業とは……

  1. 講義を動画配信
  2. WEB会議システム(zoom、skype、teamsなどの利用)
  3. 教員は課題を提示。学生はそれをこなし、フィードバックを受け取る

こういった形式で、授業を行います。

1のタイプ。これは講義形式の授業では、十分に代替機能を果たしていると思います。講義形式の授業というのは、大講義場などで大人数相手に講義するもの。通常、教師から一方的に情報が伝達されるので、動画配信で、同じ機能を果たすことは可能です。

2のタイプ。これは、教室での授業を多少なりとも再現できる手段かなと思います。

ただし、実際のところ、同じ場所にいない人間を、あたかも一つの教室にいるかのように扱うのは難しく、限度はあります。参加者の人数にもよります。

例えば。

zoomを使った授業では、10人未満であれば、(講師側のPC画面上の)1画面で全員の様子を把握できるし、細かいレスポンスも可能。しかし、大人数の教室となると、zoomの画面では一つの場というものとして認識しにくいのが正直なところ。

そして、講師側のわがままを言わせていただくと、一目で「教室全体に納得感があるか、ないか」が全くわからない。そのため、授業を終えた後の不安感が半端ない😖

そして、3のタイプ。これ、まぁ分かるんですよ。教師側は「やるべきことを提示する」。学生は「それに従い学習する→提出」。教師側はそれに対してフィードバック。

ある意味、授業なんて、そんなもんです。教師側が何かを伝えて、それを学生は受け取って、反応して、それに対して教員のフィードバックがあって、学生は「あぁ、そうか」と何かを学ぶ。学ぶべき学生は、自分からどんどん貪欲に学ぶべきなのです。

この4月、「オンライン授業とはこの3つのタイプです。いずれかを用いて授業してください」と職場から指令が出ました。

私としては、選択肢は2しかありませんでした。なぜなら、まず、私は外国語講師です。知識ゼロの学生を相手に、単語や表現や文法を教えていく。小さい子供が言葉を覚えていく過程を再現していくわけです。大学生は小さい子供ではないので、自分で学ぼうと思えば、教科書を自分で読んで、学習することは可能です。しかし、授業で学ぶというのは、学生に勝手に学ばせるのではなく、習得レベルを確認しながら、クラスメイトと確認し合いながら、進めた方がよいという考えがあったからです。そのため、双方向型授業が可能なzoomを選ぶ以外考えられなかった。

しかしですね。意外にも、私と同じような立場であっても、3つ目のタイプを選ぶ人が少なくないことを知りました。一番身近では、私とペアを組んで教えている先生です。「通信環境の問題で、双方向型の授業は難しいため、双方向型(2)と課題型(3)を隔週で行いたい」と連絡がありました。私もそれは仕方のないことだと思いました。そのため、「了解でーす」と返事していました。

しかーし!
学生の反応を見て、あることに気づきました。

それは、どうも「学生はこの課題型(3)を「授業を受けた」と認識していないかもしれない」ということです。

通常、ペアの先生とは授業後「どこまで進んだか」を連絡し合います。このコロナ下でも同じです。そして、私もペアの先生から報告を受けていました。それを踏まえて、私自身の授業時に「これは習いましたよね」と尋ねると、学生全員が首を傾げる。

私「え?😳」

学生「課題は出てましたけど、授業ではやってません」

私「え、やってないって……課題は出てたんだよね」

しかし、全員が「うーん」という顔。

(ちょっと愚痴なのですが、私のペアの先生、双方向型の授業を行うときは「雑談」してるらしい😠 「雑談」ってどういうことよ‼️🤬)

ちょっと思うのですが……。

どうも、学校側が提示する「授業でやってること」と、学生側が「授業でやってもらったこと」に大きな隔たりがあるんじゃないでしょうか。

大学さんよー‼️

ここでは、私のペア先生を単にディスった形になりますが、しかし、この先生だって学校側が「やれ」と言っている任務はこなしているわけです。なので、このペア先生に落ち度はありません(多分)。

この辺りの認識の違いが、「大学のオンライン授業って……」という批判に繋がってるんじゃないかなーと思います。

さらには、各教員の教育への熱意の差もあって、大学内で意見交換なんてしてみたとすれば、教師間でも大きな差異が出てくるんだろうな〜〜〜〜という予感。

だってねーーー……

……いや、ここで愚痴れば果てしなくなるので、この辺で……。

いずれにしても、大学オンライン授業は大変。しかし、これまで進めるべきであったオンライン化をグンと進めさせてくれたコロナウイルスに感謝。さらに、コロナ自粛期間というのは、同僚がどういう人たちであったかを知るよい機会となった気がします……。